従来型の一般的な賃貸事務所などと異なり、さまざまな他法人やビジネスに携わる人たちと接する機会に恵まれているシェアオフィス。有意義な情報を共有したり、これまでにない新鮮なコミュニケーションをはかりたいと考えるクリエイターたちにピッタリの空間だといえます。
このページでは、シェアオフィスの特徴やメリット・デメリット、さらに形式についてもまとめました。また、おすすめのシェアオフィスもいくつか紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
「シェアオフィスって何?」という人にもしっかりとイメージしてもらえるように説明していきます。シェアオフィスの一般的な構造・利用料金・メリット・デメリットについて見ていきましょう。
個室あるいは半個室のオフィススペースの周りに、共有スペースなどが配置されているケースが多いです。一定の規模がある会議やワークショップ、イベントなどを開催できる広さがあるスペースもあわせて配置されているシェアオフィスの店舗もあります。
また近頃では、この進化系として、フリードリンクの設備があったり、Wi-Fiが無料で利用できる特典が付いているタイプのシェアオフィスもみられます。
「大都市で交通の便が良好な場所にある」「設備が新しくて充実している」「シェアオフィスの管理者が常駐している」などの条件がそろうと、やはり料金は高くなっていきます。
ちなみに、最初の入居時にかかる費用は次の通りです。
※ちなみに、礼金として家賃1ヵ月分を支払う必要がある物件もあります。ただ、最近の傾向としては、礼金自体がない物件のほうが一般的になりつつあるようです。
シェアオフィスにはたくさんのメリットがあります。その中でも、代表的なものを2つみていきましょう。
シェアオフィスでは、通常であれば接する機会のない、全く別の職業についている人とも知り合いになるチャンスがあります。自分とは全くことなる経験をもっていたり、あるいは詳しい分野が違ったりすれば、何気ない会話の中でも刺激になる話題が生まれやすいと言えるでしょう。その結果、1人きりであれこれ考えるよりも、クリエイティブな考え方ができる可能性が高まるはずです。
クリエイターであれば、そのようなクリエイティブなアイディアや発想は、仕事の幅を広げるためにも大切にしたいところ。そして、同様に重要なのが「情報共有」です。
ビジネスを成功へと導くためのカギともいえるのがまさにこの「情報」であることを理解している人は多いでしょう。「何らかのトラブルが起こり、その解決策としてベストな方法を知りたい」「こういった局面では、どのように対処していくのがビジネスチャンスにつながるか」などの問いに関して、実際の体験談などをお互いに教え合うことで、よりよい答えがみつかるかもしれません。
ひとつの企業で、過去の資料を参考に、いつもと同じメンバーでミーティングをしても、クリエイティブな考えはあるでしょう。しかし、「知らない業界×知らないメンバー」と対話することで、未知実体験や別の分野の最新トレンドなど、無限の価値をもっている「情報」を共有できるのは非常に大きなメリットなのです。
もうひとつの大きなメリットは、コワーキングスペースやミーティングスペースなどの共有スペースを利用できること。これは、シェアオフィスならではの素晴らしい特権ともいえるメリットです。
例えば、都内で立地のよいところに一般的な事務所を借りる場合、シェアオフィスで使えるような共有スペースほどの広さの物件だと、多額の費用がかかってしまいます。特に、安定した収入を見込めない起業当初などは、経済的な負担が重すぎるでしょう。
シェアオフィスの入居者であれば、共有スペースを自由に使用できるので、クライアントとの打ち合わせやセミナー開催など、さまざまな活用方法が考えられます。また、個室あるいは半個室タイプのオフィスと比較すると、広々としたオープンな雰囲気のスペースに、ソファなど、リラックスできる家具が設置されていたりするので、仕事の合間のちょっとした息抜きの場としても最適です。
特に留意しておくべきシェアオフィスのデメリットは「人が常にいる状態」だといえます。情報の共有や有意義なコミュニケーションができるという大切なメリットを裏返すと、例えば、急いでいても、顔見知りの入居者には挨拶したり、雰囲気によってはちょっとした会話に付き合ったりしなくてはならない場合もあるわけです。個室タイプのシェアオフィスに到達するまでに通る共有スペースで声をかけられたら、素通りするのは失礼になってしまうでしょう。
ただ、人と人との距離が近い状態だからこそ生み出すメリットのほうが大きければ、結果、シェアオフィスはあなたにとってプラスと言えます。また、人付き合いの問題はシェアオフィスに限ったことではないたありませんね。
ビジネスのさまざまな用途に合うように、複数の形式があります。
それぞれのシェアオフィスのオーナーにより定められているため、契約の形態はひとつではありません。例えば、「時間貸し」の場合もあれば「月単位での賃貸契約」を結ぶ場合もあります。
ただし、個室タイプのシェアオフィスはその性質上、通常は月単位での契約が多い傾向にあります。一方で、コワーキングスペースなどの共有スペースでは、特に自由席の場合は、時間貸しのシステムを採用している店舗も少なくありません。
このサイトではレンタルオフィスの会社を紹介しているので、興味がある方は比較検討の材料にしてみてください。