このページでは「カウンセリング業を行う場合に、レンタルオフィスは場所としてふさわしいかどうか」という疑問に回答しています。
また、カウンセリング用にデザインされたレンタルオフィスの紹介やQ&Aのコーナーも設けているので、カウンセラーの方は、ぜひ参考にしてみてください。
カウンセラーの仕事を副業としている場合、専用のカウンセリングルームを所有している人は少数派かと思います。そのため、カウンセリングを実際に行う場所について悩んだ経験がある人も、少なくないのではないでしょうか。
カウンセリングは、デリケートさが要求されるお仕事。そのため、相談者にストレスを感じさせない場所を選ぶことが大切です。そして、レンタルオフィスはその性質上、カウンセリングを行う場所として適しているといえます。
カウンセリングでは、相談者が不安を感じたり緊張したりせず、リラックした状態でカウンセラーに胸の内を伝えられるような雰囲気や環境作りが大切です。ただ、相談者によって、リラックスしやすい雰囲気や環境には違いがあります。
レンタルオフィスであれば、空間のテイストや色合い、広さ、静かさなど、相談者の好みに合わせて場所を選べるメリットがあります。また、個室タイプ・半個室タイプなど、オフィスのタイプも選択も可能です。例えば、ある程度の開放感があったほうが好ましい、という相談者の場合は、天井まで届かない高さのパーテーションで仕切られている空間がおすすめですね。
アクセスしやすい場所を選べるのも、レンタルオフィスを利用する場合のメリットだといえます。自宅の一部をカウンセリングルームとして利用するケースなど、カウンセラー側の場所が固定されている場合は、たとえアクセスが不便だとしても、相談者は足を運ばなければいけません。
移動の際に、電車を乗り継がなくてはならない場合など、カウンセリングルームに到着するまでの過程自体が、ストレスの原因となってしまう可能性も否定できません。一方、レンタルオフィスは、駅からのアクセスの良さを重視した場所に店舗を構えている場合も多いので、その中から選べます。相談者にとっても利用しやすくなる可能性が高まるのです。
プライバシーが保たれる場所でカウンセリングを行なえる点もレンタルオフィスが適している理由です。
近頃では、カウンセリングをもっと多くの人が気軽に受けられるように「カフェカウンセリング」といった表現もみうけられます。カフェやホテルのラウンジで受けるカウンセリングはハードルが低い感じがしますが、プライバシーの面では条件があまりよいとはいえません。そのときの店内やホテル内の静かさなどにもよりますが、隣のテーブルでコーヒーを飲んでいる人に、ほぼ全ての会話内容が聞こえてしまう可能性も充分にあります。
一方、レンタルオフィスであれば、特に個室タイプを利用する場合は、相談者も周りを気にせず、悩みなどを打ち明けやすくなります。
カフェカウンセリングのような気軽さの演出は難しいですが、相談者のプライバシーを優先するならレンタルオフィスを選びたいところです。
カウンセリングを行う上でメリットの多いレンタルオフィスですが、押さえておきたいデメリットもあります。それは、利用時間に制限があるという点です。
店舗によってさまざまですが、レンタルオフィスは、時間貸しのシステムを採用している場合が多いです。したがって、契約した時間内でカウンセリングを終了させなくてはいけません。
時間を意識しないと、「相談者がやっと心を開きかけて話し始めてくれたのに、そのタイミングで契約終了してしまった…」といった事態になる可能性もあります。特に、カウンセリング初回の場合、話し始めてくれるまでにかかる時間の見通しを立てにくいので、かなり長めに予約しておくことで万が一を防げるでしょう。
レンタルオフィスは、さまざまな用途に利用される施設です。そのため、個性的な雰囲気の個室は少数派です。利用者が可能な範囲でアレンジするくらいしかできません。しかし、「カウンセリングやヒーリングなど、特定の用途に適したレンタルオフィス」といえるようなタイプの施設も存在し、「レンタルサロン」などと呼ばれる場合もあります。そのため、個室型のレンタルサロンを利用して、カウンセリングを行う人が増えてきているようです。
一例として、東京都千代田区にある「イスト・ヴィレッジ」をご紹介します。
カウンセリング用のレンタルオフィスやレンタルスペースのなかで、人気の高い店舗などの状況を参考にしながら、よくある質問をまとめました。
A. 借りられるレンタルスオフィスもあります。「当日に借りられるスペース」などで検索してみましょう。ただし、空きがゼロになってしまったら当然予約できないので、事前予約がおすすめです。
A. 飲食物持ち込みOKのレンタルオフィスもあります。「飲食可能なカウンセリング向けレンタルスペース」などで検索してみましょう。
A. 施設によって異なり、時間ごとに費用が発生する施設もあります。
A. マッサージの施術やミーティング、商談などの用途での利用も多くみられます。