建築士がレンタルオフィスを利用するケースが増えています。しかし建築士がレンタルオフィスを利用することにはどのようなメリットがあるのでしょうか?項目別にご紹介します。
基本的に建築士の業務で模型製作をするときを除いて、大きなスペースは必要とされていません。そのため、設計をしたりクライアントと打ち合わせをしたりするのに広いスペースは必要としません。
大きなオフィスであれば、見栄えは良いもののコストがかかります。自宅兼オフィスにしたとしても、都心に構えるのには現実的ではありません。そのため、技術を持っており、クライアントとの打ち合わせが多い建築士が便利のよさからレンタルオフィスを活用するメリットが大きいのです。
また、レンタルオフィスを用意しておくと、打ち合わせ場所として活用したり、クライアントの場所に訪問するための立ち寄り場所として活用できます。郊外にメインオフィスを構えていたとしても、都心の作業場所として確保しておくケースもあります。ただし、模型を作成するときには、作業するスペースやできた模型を保管するスペースが必要ですので、別途用意する必要があるでしょう。
別の点として、クライアントが訪問しやすいということもあります。都心にオフィスがあれば、公共インフラが整っているため、クライアントが移動に関するストレスを抑えて、打ち合わせに臨めるでしょう。また、都心の一等地にオフィスがあれば、ネームバリューもあります。クライアントから信頼を勝ち得るのに有効な方法でもあるのです。
賃貸オフィスを持つならばそれなりの費用がかかります。賃貸の何もない状態から、賃貸オフィスの内装を改装し、オフィス用具を設置するには多額の費用が必要です。資金に余裕があるならば問題ありませんが、特に建築士が独立するタイミングでは、多額の費用を用意するのが難しいこともあるでしょう。
レンタルオフィスなら内装を改装する必要せずとも、整った内装ですので改装にかかる費用は不要ですし、事務用品も整っている場所もあります。コストの面から見ても、レンタルオフィスの活用はコスパが良いのです。
建築士が設計するには、デザイナーや設備・インフラなどの異業種との協力が求められます。その点、レンタルオフィスなら異業種の方も業務を行っているので、交流を深める機会があります。何気ない会話からアイデアが浮かんだり、紹介を通して仕事を獲得することにもつながるかもしれません。
また、建築士というアイデアが必要な業種だからこそ、異業種との交流ができるレンタルオフィスは自分磨きにも繋がるでしょう。
レンタルオフィスは低コストで利便性がよいことから、建築家専用のレンタルオフィスもあります。独立して間もない方が拠点を作るのにも、気軽によれるオフィスを都心に構えるのにも有効な方法だといえるでしょう。