このページでは、レンタルオフィスを、セミナーやイベントを行なうための会場として活用することで得られるメリットについて、説明しています。「レンタルオフィス」という名称から、日常的に利用する自分の企業のオフィスとして考えてしまいがちです。しかし、それだけの利用では、共有スペースなどを使えることが大きな魅力となっているレンタルオフィスをフル活用できているとはいえないでしょう。
レンタルスペースで、共有スペースの会議室を使う場合など、開催するセミナーやイベントの内容や規模によって、必要な設備はさまざまです。設備が充実しているレンタルオフィスなら、それほど大変な思いをすることなく必要な設備を用意することができます。椅子と机のみの設備がある会場を、従来のように一般的な方法で借りる場合などと比較すると、レンタルオフィスの便利さを実感できるはずです。
一般的な方法で会場を確保し、イベントなどを開催した経験がある人なら、「会場のセッティングはなんて骨の折れる作業だろう」と感じたことがあるのではないでしょうか。けれども、レンタルオフィスの共有スペースであれば、本来は必要となる、会場をセッティングするための時間や人手、準備しなくてはならない機器、その機器の購入コストなどを考慮せずに済みます。
具体的に、どのような手間を省けるのかをみていきましょう。例えば、大規模のセミナーを開催する場合、デスクやシートのレイアウトを決定し、各シートでパソコンを使える環境を整えます。さらに、プロジェクターも必要…。これだけでもすでに準備は大変ですが、他に利用する機材があれば準備の負担をより大きくなります。
また、セミナーを滞りなく進めるためのシミュレーションを会場の写真や構造の資料をもとに、詳細に行わなくてはなりません。空調や証明、音響など、つぎつぎに準備しなくてはならないものが生じるでしょう。
一方で、レンタルオフィスであれば、普段は共有スペースを使用していない場合でも、導線は頭に入っているので、運営シミュレーションがグッとラクになるわけです。利用できる設備なども、日にちにゆとりをもってあらかじめ確認しておくことが容易にできます。また、機材もすべてレンタルで済むのでコストを必要最低限に抑えられます。
レンタルオフィスの共有スペースのセミナー活用について説明してきましたが、他にもさまざまな用途が考えられます。例えば、面接会場として活用したいのであれば、広いスペースをパーテーションでいくつかに区切って効率よく活用するのがおすすめです。レンタルオフィスによっては、パーテーションを利用できるスペースを用意しているところもあります。
もうひとつ、面接会場として利用するのがおすすめな理由として、多くのレンタルオフィスが駅からのアクセスがよい場所にあることが挙げられます。アクセス困難な場所では、面接の応募者数も減ってしまいかねません。立地がよければ、そういった心配は無用です。
レンタルオフィスの共有スペースを活用したセミナーを開催するメリットとして、会場のセッティングがラクになることをみてきました。ここではさらに、レンタルオフィスのセミナー活用によって「心理的なストレスの少なさ」というメリットも得られることを説明していきます。
規模の大きめなセミナーなどを開催する場合、使い慣れていない会場だと、人前で話す際の緊張感がより増幅されてしまうでしょう。完全にアウェーにいるような感覚を持つかもしれません。もともとあがり症ぎみな人であればなおさらです。普段とは異なる雰囲気の中、設備の勝手も完全には把握していない会場で、滞りなくセミナーを進行させなくてはならないわけです。想像しただけでも強いストレスを感じてしまうでしょう。
一方で、普段から利用している個室タイプやシェアオフィスなどの隣や同じビル内の会議室などであれば、ホームにいる感覚を持つでしょう。設備の勝手を把握しており、導線もきちんと把握している状態です。何らかの問題が発生しても、冷静に対処しやすくなるはずです。見慣れた場所で行なうセミナーやイベントなら、心理的負担はかなり軽減されるでしょう。
普段から利用しているレンタルオフィスを有効に活用することでセミナーを大成功させれば、もうひとつプラスに作用することがあります。それは新しいビジネスチャンスのゲットです。セミナーは、営業活動と同様、集客方法のひとつです。もちろん、扱う商品やその他の条件が異なるため、すべてのケースにあてはまるわけでありませんが、セミナーのほうが有利な局面も少なくありません。
営業でプッシュをかけるよりも、セミナーで企業に対するロイヤリティをアップさせるほうが効果的なケースなどがそれにあたります。しかも、運営方法次第では、セミナー自体で収益をあげることも可能です。
準備のコストや使い慣れないことにより緊張感などを、日常使いのレンタルオフィスでカバーすることで、コスト削減だけでなく、収益の増加も狙っていきましょう。