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レンタルオフィスとインキュベーションオフィスの違いとは?

公開日: |最終更新日時:

「インキュベーションオフィス」という名称は、あまり聞き馴染みがない人も多いのではないでしょうか。このページでは、混同しがちなレンタルオフィスとインキュベーションオフィスが持つ、いくつかの違いについて説明しています。

インキュベーションオフィスとは

「インキュベーション」は英単語を直訳すると、「孵化器」という意味する英単語です。ビジネス業界で用いられる場合には、「これから起業する予定のあるベンチャー企業」を総称しています。企業として本格始動するためには、さまざまな準備や手続きが必要です。インキュベーションオフィスは、そういったサポートを必要としている起業家たちが羽ばたいていくための、支援体制が整ったオフィスだといえます。

インキュベーションオフィスの利用料金はどのくらい?

インキュベーションオフィスは、起業する際に役立つアドバイスやサポートを受けたり、法律や税金の相談に乗ってもらったりなど、利用者を起業へと導いてくれるオフィスです。そのため、レンタルオフィスと比較すると、利用料金は比較的高めに設定されています。月額料金としては数万円~十数万円を想定しておくとよいでしょう。それでも、一般的な方法で賃貸オフィスを利用する場合よりは、はるかに安いコストで済むようになっています。

レンタルオフィスとの主な違い

ここまで、インキュベーションオフィスの目的、そして利用する場合のコストについて簡単に説明してきました。けれども、中には何らかのサポート体制が用意されているレンタルオフィスもありますし、アクセスのよさや高級感を重視したレンタルオフィスは利用料金が高めに設定されているケースも珍しくありません。そのため、「明確な違い」とまでは言いきれません。一方、次にあげるレンタルオフィスとインキュベーションオフィスの2つの違いは、より明確な違いだといえるでしょう。

違い【1】運営者

公的機関によるインキュベーションオフィスの運営

レンタルオフィスが民間企業によって運営されてるのに対し、インキュベーションオフィスは国の公的機関によって運営されています(公的機関から委託を受けた民間企業が運営しているケースもあります)。インキュベーションオフィスは、起業家をサポートする施設だともいえるので、つまりは国が起業家たちを応援している構造になります。

この構造が成り立つのは、起業する会社が増えることで地域の経済を活性化させる目的があるからです。起業家たちが事業を拡大し、ビジネスを成功させていけば、新たな雇用の創出につながります。長期間にわたってインキュベーションオフィスを利用し続けることはできませんが、一般的な賃貸オフィスを利用する場合と比較すると、破格ともいえる安いコストでオフィスを利用できるようになってるのもうなずけます。

金融関連事業者によるインキュベーションオフィスの運営

また、もうひとつの運営の仕組みとして、ベンチャーキャピタルや投資ファンドなどの組織が関わっているインキュベーションオフィスがあります。そういった組織は、インキュベーションオフィス利用希望者が提出する事業計画書などを検討し、その中から将来性が見込まれる計画書を作製した起業家を、オフィスの利用者として受け入れています。

このタイプのインキュベーションオフィスでも、ベンチャーキャピタルから顧客を紹介してもらったり、経営ノウハウの助言をしてもらったりなど、同様のメリットがあります。投資などの分野に関連するビジネスをした経験があれば、このタイプのインキュベーションオフィスを詳しく知っている人も多いのではないでしょうか。

違い【2】インキュベーションオフィス利用には審査がある

レンタルオフィスを契約する場合には、厳しい審査や利用や細かな利用条件などは設定されていません。けれども、インキュベーションオフィスを利用しようとする場合には、審査をパスすることが必要です。出資を受けることを条件としているケースもあります。そのため、気軽に利用をスタートするためのオフィスとしては、不向きだともいえるのです。

また、一般的な利用条件をみてみると、利用するには起業家であることが前提になります。また、企業をスタートさせる際に必要なサポートを提供するためのオフィスでもあるので、すでに事業を立ち上げてビジネスをスタートしている人は利用できません。

起業家とのコミュニケーションのチャンスも

最後に、インキュベーションオフィスなら、別の起業家と知り合う機会にもめぐまれます。レンタルオフィスでもその機会はあるはずですが、利用者が全員起業家であるというわけではないため、起業や経営ノウハウだけをピックアップすると、インキュベーションオフィスのほうが有利かもしれません。

ですが、レンタルオフィスは全員が起業家ではない分、様々な視点からの考えに触れることができるでしょう。

一概にどちらが優秀なわけではなく、自身の活用方法に合ったオフィスを選ぶようにしましょう。

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